図書館概論 合格レポート 2022(近大通信司書)

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ビーちゃん
ビーちゃん

図書館調査・インタビュー、無事に終えたよ~

トッス
トッス

お疲れ様!記憶が新しいうちにレポートを書いちゃおう!

☆合格レポートはあくまでも参考掲載です。丸写しや類似した内容のレポートは不正とみなされるので、絶対にやめましょう!

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図書館概論 レポート設題

公共図書館を一つ選び、レポートを作成しなさい。以下について記入すること。
・図書館の正式名称と所在地
・立地、予算、蔵書数、年間増加数、貸出数、業務別職員数(内、司書有資格者数)、収容座席数
・図書館サービスの種類と内容
・見学先の図書館に期待すること、改良すべき点、全体の感想等

合格レポート

1 序論
人生100年時代が叫ばれる昨今、地域の知の拠点を担う公共図書館の役割が高まっている。

本稿では、〇〇県〇〇市の市立図書館、特に中央図書館に注目して調査を行い、評価できる点と課題について論ずる。

2 調査結果

(1) 概況

〇〇市立図書館は、本館1館、分館〇館の計〇館で構成されている。

本館である中央図書館は、市中心部の〇〇市〇〇丁目〇番〇号に位置する。

近隣には〇〇警察署や〇〇保健所等、公共施設が集中している。駐車場はなく、図書館まで徒歩○分の位置にバス停が〇カ所あることから、市民はバスや徒歩により来館している。

中央図書館が入る建物は昭和〇年に建設され、築〇年以上経過しており、老朽化が進んでいる。

令和○年度を目途として、隣接する旧〇〇跡地に市役所支所等が入った複合施設設置の計画があり、中央図書館も当該複合施設内への移転が予定されている。

令和2年度の予算は、〇〇市立図書館全体で、図書館費〇〇千円、資料費〇〇千円(うち図書費〇〇千円)となっている。

中央図書館の蔵書数は令和2年3月31日時点で〇〇冊であり、前年度から〇〇冊増加している。雑誌を含む令和元年度の総貸出点数は〇〇点となっている。

中央図書館の令和2年3月31日現在の職員数は〇名で、うち司書は〇人である。収容座席数は〇席、インターネット利用席は〇席ある。

開館時間は、平日が〇時〇分から〇時まで、土日が〇時〇分から〇時までであり、毎週〇曜日、毎月第〇曜日、文化の日を除く祝日、年末年始及び特別整理期間が休館日となっている。

広さは〇〇㎡で、一般の書架や閲覧用の座席のほか、「こどものへや」や「郷土資料室」が設置されている。

(2) サービス

資料の収集及び貸出、保育所や児童クラブ等への団体貸出、レファレンスサービスなど一般的なサービスのほか、新聞記事・判例のオンラインデータベースの提供、高齢者や体が不自由な方の利用促進に向けた配送サービス等、様々なサービスを展開している。

また、拡大読書機の設置や大活字本の提供を行うとともに、視覚障害者情報総合ネットワーク「サピエ」に入会し、デイジー図書の提供を推進するなど、視覚に難のある方の利用促進に積極的に取り組んでいる。

蔵書は郷土資料が充実しており、実に中央図書館における一般図書の〇%を郷土資料が占める(分館は概ね〇%前後)。

学校教育や社会教育の現場への支援として、プロジェクターや16ミリフィルム等の視聴覚機材・教材の貸出も行っている。

その他、現在は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休止中であるが、定例おはなし会や工作会、〇〇の開催等を通じ、市民の来館を促している。

3 結論

本図書館における郷土学習支援には、特筆すべきものがある。〇ページにも及ぶ〇〇所蔵目録は、幅広い世代の平和学習に大きく貢献しているものと思われる。

また、高齢者や障がい者へのサービスも充実している。

課題としては、〇〇市は県内随一の○万人都市にもかかわらず、レファレンスサービスの件数が市立図書館全体で〇〇件(令和元年度)にとどまっていることが挙げられる。

近隣の図書館を見た場合、〇〇市立図書館が〇〇件(平成29年度)、〇〇市立図書館〇〇件(令和2年度)、〇〇市立図書館〇〇件(令和元年度)といずれも〇〇市の半分以下の人口でありながら、件数は上回っている。

〇〇市が少ない要因は、当該サービスの存在がまだ市民に知られていないことにあると考える。HPに案内記事はあるものの、用語を知らなければアクセスしない場所にある。

また、HPではサービスはメールでも受け付けるのか不明である。今後は、サービスの周知に努めるとともに、デジタルレファレンスサービスも積極的に進めていくべきだろう。

平日の開館時間の短さも課題である。同じ〇〇市内に所在する〇〇県立図書館は、開館は〇分早く〇時、閉館は〇時間遅く〇時であり、開館時間は市立図書館より○時間長い。

開館はともかく、閉館が〇時では、平日勤務の社会人は利用が難しい。駐車場がなければなおさらである。

時間延長は人件費との兼ね合いもあり簡単ではないと思うが、例えば新庁舎への移転の際に24時間貸出ロッカーを設置する等、利便性を高める対応が望まれる。

さらに、急増する在留外国人への対応も課題である。国の在留外国人統計によると、〇〇市の在留外国人数は令和2年末で〇〇人と、平成27年末の〇〇人から5年間で約〇%増加している。

図書館HPに「ENGLISH」のメニューがあるが、利用案内の英訳にとどまり、コンテンツはない。

市内在留外国人の約〇割が留学生であることも踏まえ、HPの充実を含む外国人向け学習支援も、多文化共生を推進する県都の図書館として求められる。

(※ブログ掲載に当たり、字下げをなくし改行を増やしています。)

参考文献

・日本図書館協会『日本の図書館:統計と名簿 2020』日本図書館協会 2021
 ほか添付資料の「参照資料・HP一覧」に記載(※)

※添付資料はPDFファイル。参照ウェブサイトについてはURLを記載し、ハイパーリンクを設定した。

講評(抄)

設題のポイントをしっかり押さえ、大変よくまとめられています。

詳しく調査したことが内容から伝わってきます。添付も見ましたが、参考にしたウェブサイトや文献も充実しており、深く学んだことが伝わってきます。

調査先図書館への所見も非常に首肯できるものです。

トッス
トッス

褒められました\(^o^)/モチベーション爆上げでした!

合格レポート作成のポイント

図書館概論のレポート作成は、図書館サービス概論と合わせて行う図書館調査が肝です。調査方法は別の記事で詳しく紹介しています。

調査さえしっかり行っておけばあとはまとめるだけなので、そう難しくはありません。必然的に図書館サービス概論のレポートと重複する部分も出てきます。

課題については、普段利用している図書館であれば割と書きやすいと思います。

自分が「不便だな」と感じているところをとっかかりにして、あの点はどうか、この点はどうかと洗い出していき、他の図書館とも比べてみましょう。

もちろん、対象の図書館のいいところが見つかれば、それも書いた方がいいと思います。僕の場合は郷土学習支援の充実について触れました。

また、調査した図書館が移転・建替えや指定管理制度、ネーミングライツの導入など大きな変化を伴う取組を予定している可能性があります。(実際、僕もこのレポートを作成するときに移転の計画を知りました。)

なので、念のためその図書館が所在する自治体のホームページも確認することをおすすめします。「公募・入札」のページや図書館を所管する課(教育部門)のページに情報が載ってたりします。

あと、上の調査方法の記事でも書きましたが、在留外国人に対する多文化サービスについて調査を行い反映させると好評価をゲットできるでしょう。

在留外国人の基本情報は、国の「e-Stat 政府統計の総合窓口『在留外国人統計(旧登録外国人統計)』」で調べられますよ!

トッス
トッス

「こんな図書館になってほしいな~」というのを考えながら書いてみてね

ビーちゃん
ビーちゃん

牧草と小松菜に囲まれた図書館になってほしいな~

コメント

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