沖縄県立図書館のツイッター、フォロワーが5,300人だって!すごいね!
トッスの100倍以上だね!ウサギ界隈にもフォロワーが何羽もいるよ!
沖縄県立図書館が、ツイッターのフォロワー5000人を超えたことを記念したツイッター連動企画とのことです。
フォロワーおすすめの本を募集し、図書館の展示コーナーに展示するようです。
一応、おすすめする本は「沖縄県立図書館に所蔵されている本に限る」という縛りがありますが、蔵書数はなんと約910,000冊(『令和3年度沖縄県立図書館要覧』より)もあるみたいです。
約910,000冊もある中で1冊もおすすめする本がみつからないというのは、例えば『古代ラテン語訳・2秒でマスター粟国島塩業史』(←そんな本ないわっw)のような相当マニアックな本しか読まない人位でしょう。
「うさぎとかめ」とか「いなばのしろうさぎ」とか「子うさぎましろのお話」とかもあるからビーちゃんも大丈夫!
いや別にうさぎ出ないものも読むし…
もし資格を取って司書になれたら、図書館を利用するみなさんにいろいろな本を紹介することになります。本を読むことは好きですが、本当に僕に「本の紹介」なんてできるのか!?
これはいい機会だと思い、司書になった気分でおすすめ本を紹介してみることにしました!
手始めに、おすすめする本を選びます。「どれにしようかな~」と自分の本棚をチェック。
みんな小説をおすすめしてくるんじゃないかなぁ…?
そう考えた僕は、展示される本のバランスも(勝手に(^^;))配慮して、エッセイ集を紹介することにしました。
選んだのは、中島らも著『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』(集英社文庫、1997)です。
超有名進学校にはいたけれど、僕は明るいオチコボレ…。(中略)神戸を舞台にフーテン仲間とくり広げる爆笑必至の青春グラフィティ。
(集英社ホームページより)
この本は、学生時代に友達からもらって一気読みした、とても思い入れのある本です。上の集英社の紹介文では「爆笑必至」とありますが、笑いだけでなく切なさや哀しさも感じさせてくれる珠玉のエッセイ集です。
2004年に52歳で亡くなった中島らもの青春時代が描かれた本なので、時代背景はすべて僕が生まれる前の話ですが、なぜか懐かしさも感じます。
時代は違っても、10代後半から20代前半にかけてらもさんが抱えていた不安感や焦燥感が、僕が同年代の時期にわけもなく感じていた気持ちと重なるからだと思います。
あと、住んだことのない神戸の情景がまざまざと目に浮かんでくるのも、この本のすごいところです。
小中学生時代の話が中心の前半は比較的明るい話が多く、後半は、らもさん自身あとがきで認めているように暗めです。でも、僕は後半、特に最後の『モラトリアムの闇』という章が圧倒的に好きです。
まず章のタイトルに「闇」とつく時点で暗いですね💧)若くして自ら人生の幕を引いた友人に向けたらもさんの言葉が心に強く突き刺さり、僕自身いつもその言葉を胸に日々生きています。
(前略)何十年に一回くらいしかないかもしれないが、「生きていてよかった」と思う夜がある。一度でもそういうことがあれば、その思いだけあれば、あとはゴミクズみたいな日々であっても生きていける。
中島らも『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』集英社文庫
初めて読んでもう何年も経ちますが、この本はずーっと、多分永遠に僕の好きなエッセイランキング第1位です。
…と長々と本の紹介をしていしまいましたが、果たして沖縄県立図書館にこの本はあるのでしょうか!?
やった!ちゃんとありました!…っと思ったら、僕が持っている集英社文庫版ではなく、PHP研究所発行の本のようですね。
沖縄県立図書館さん、まぁいいですよね?(^_^;)
応募は簡単。①おすすめ“バズり本”のタイトル、②著者名、③おすすめの理由を記載し、ハッシュタグ「#OPLバズり本」をつけてツイートするだけ。
「OPL」とは沖縄県立図書館(Okinawa Prefectual Library)の頭文字みたいです。なるほど。
「司書資格の学習で身に付けたテクニックをフル動員だ!」と気合十分で臨んだのですが、字数制限が厳しくて、おすすめの理由をどう書くか悩みますね。
上で好きな理由いろいろ書いたけど、まとめるの苦手だな…
情報サービス論のレポートでも先生に「簡潔に」って指摘されてたしねw
でも、それこそ短い文でいかに利用者を読みたい気持ちにさせるか、という司書のセンス(まだ資格すらないけどw)の見せどころ!スッキリきれいにまとめるぞ!(ついでにこの記事のURLも貼り付けるぞw沖縄県立図書館の方読んで!w)
とりゃあーーー!
どうにかおすすめの理由をツイッターサイズにまとめて投稿しました。
3月14日(追記:3月21日までに延長されたようです。)までやっているようなので、みなさんもぜひ沖縄県立図書館のツイッターからチャレンジしてみてください!
例え展示される本に選ばれなくても、僕の投稿から、誰か一人でも多くの方が『僕に踏まれた町と僕が踏まれた町』を手に取ってくれるといいなぁ。
ぼくもピーターラビットシリーズを読破したら読んでみるよ
読んでるの結局うさぎものかよっ!
(3月25日追記:僕が紹介した本も展示されてるっぽい♪右の棚上段右端の黒い本!)