いよいよメディア授業が始まるよ!試験1回で合格したいなぁ
試験合格のために僕がした勉強方法を教えるね
なお、この記事は僕が2021年度に蟹瀬先生の講義を受講した経験を元に書いています。
メディア授業が始まると、「スキマ時間を使って動画を1セクションだけでも観たいけど、わずかに時間が足りない」ということがあります。
そんなときに便利なのが、動画倍速再生機能です。
GoogleChromeの拡張機能を使うことで、メディア授業をお好みの速さで観ることができ、時間を効率よく使えますよ。
(ただし、使用可能なブラウザや端末は限られています。)
設定方法はこちらの記事をどうぞ。
2021年8月に「三訂」が出ているので、2022年度からそちらに切り替わるかと思っていたのですが、「改訂」のままでした。
おそらく授業動画も、三訂が発行される以前に録画したものをそのまま使うということでしょう。
情報が古くなっていってるので、ちょっと大学にがんばってもらって新しい動画にしてほしいですよね…。修了者アンケートに書こうかな。
情報資源組織演習には「三種の神器」と呼ばれる参考文献があります。
それが、『日本目録規則』『日本十進分類法』『基本件名標目表』です。
そのうち、僕が試験に合格する上で必要と思ったものと不要と思ったものを紹介します。
不要です
あっさりだな!
いきなりですが、日本目録規則は(試験に合格する上では)必要ないです。
試験で目録作業の配分点は計70点と高いんですが、基本的な問題しか出ないので、テキストと授業動画のスクリーンショット(後述)があれば十分回答できます。
わざわざ日本目録規則を手元に置いておく必要はありません。
日本十進分類法は必要です!授業でも試験でも使います。試験の配分点は計20点。
図書館で借りられる所も多いと思いますが、必要なときにほかの人に借りられている場合もあるので、購入しておけば安心できますね。値は張りますけど💰
“中古で安く売られている9版を買って変更箇所をどうこう…”という方法もあるようですが、超絶面倒くさいと思います。
9版を買うくらいなら、お手頃価格の簡易版を買うことをオススメします↓
基本件名標目表も必要ですね!これがないと件名作業の学習が進みません。
試験で件名作業の配分点は計10点とそれほど大きくないですが、手元にあればかなりの確率で満点が狙えます。
ネックなのは、基本件名標目表は「禁帯出」の図書館が多いことです。僕の身近な図書館はどこも禁帯出でした。
かといって購入するには、少し躊躇してしまうお値段ではありますよね😂
日本十進分類法でも言えることですが、時間に余裕があればメルカリなどのフリマアプリをのぞいてみるのもいいかもしれません。
ちなみに僕は使ってませんが、基本件名標目表 (BSH: Basic Subject Headings) トピックマップというサイトも件名作業に使えるようです。
ただ、こちらも図書館から本を借りるのと同じで、必要なときにアクセスできる保証がないのが怖いんですよね…。
実際、僕がメディア授業の試験を受けた2022年1月に「本より使いやすかったら使おう」と思ってサイトを訪問した時は、なぜか開かない状態になっていました。
Twitter上でも「試験前なのにどうしよう😢」と困っている方を多く見かけました。僕も本を買ってなかったら同じように困ってたと思います。
サイトが消えるリスクも考慮して、本の購入を判断することをオススメします。
このブログもいつ消えるか分かんないよね!
まずウサギがしゃべるファンタジー要素が消えるかもね!
僕は、ほかの参考文献は何も使いませんでした。問題集もありますが、テキストにある演習を繰り返しやるだけで基礎は固まります。
ただ、テキストの問題を繰り返し問いていると、覚えてしまいますよね?分類作業の演習は、テキストを使わなくても家にある好きな本で可能です。
やり方を下の「演習はちゃんとやったの?」の項目で紹介しますね😊
僕は動画を2周観たのですが、速度を変えて時間の効率化を図りました。
1周目の視聴は1.2倍。復習時2周目の視聴は1.8~2.0倍で観ていました。
Video Speed Controllerを使えば0.1倍刻みで速度を変えられるので、いろいろ試して自分にあった速度を見つけるとよいでしょう。
僕は受講に当たり、「ホップのブログ」のホップさんの方法を参考にさせていただきました。
(2023.9.10時点 非公開になっているようです。)
1周目の視聴中、先生のスライドが出てきたら動画を止めスクリーンショットを撮り、エクセルのシートに貼り付けていきました。
シートは講義ごとに15シートに分けました。1シート当たり10ページ前後、1ページ当たりスライド4枚のボリューム。
最終第15回まで作業を終えたら、全部印刷して講義ごとにまとめ、手元に置きながら2周目を視聴。
先生が説明する重要な所を赤ペンで書き込んでいきました。
試験の際も、これを見ながら解答していきました。
情報資源組織演習の演習問題は、1周目からしっかり取り組みました。
正解・不正解がはっきりしているので、クイズみたいで結構楽しかったです。
ちなみに、目録作業の演習では、記載の仕方で少し悩む部分があります。例えば
など。
先生いわく「どちらでもよい」とのことですが、試験時に余計な悩みを抱えないよう、演習時から統一しておいたほうがいいでしょう。
僕は、スペースは△、数字は1桁は全角・2桁以上は半角、記号は全角にしていました。
その上で、「△」は単語登録で「さ」の読み、「/」は「す」の読みを当て、少しでも速く入力できるように工夫していました。
日本十進分類法を使う分類作業の演習は、テキストの問題だけでなく、家の本を使ってもある程度可能です。
それは、図書館のOPACで書誌情報を見て、正解・不正解を確認する方法です!…そりゃそうですよね、そのための分類作業ですもんね(^_^;)
ただ、身近な図書館には収蔵されてない本もあると思いますので、国立国会図書館(NDL)オンラインを使うのが効率がいいでしょう(ただし、NDLオンラインは日本十進分類法9版による分類)。
テキストの問題に飽きた方は、家の中の好きな本を日本十進分類法で分類してみて、NDLオンラインで実際の分類を確認してみましょう。
実践的で力がつくこと間違いなし!
こちらは2021年3月に発行された「三訂」に切り替わっています。ですが、授業は「改訂」で進めるとの記載があり、動画自体はそのままのようです。
単に「改訂」の在庫が少なくなっているため、テキストだけ先に「三訂」にしている様子(2022年度シラバスより)。
同じように三訂が出ている情報資源組織演習と対応が違っていて、ややこしいですね💧
「レファレンスブックス選びかた・使いかた」です。2020年7月に四訂版が出ています。
試験は「○○を探すツールを5点挙げ、それぞれの特徴を書け」というパターンが多いので、各ツールの特徴が記されたこの本は必須でしょう。
ほかにも学習に使えそうな文献はいろいろありますが、試験に受かることだけを目的とすれば、テキストと「レファレンスブックス選びかた・使いかた」だけで十分と思います。
1.2倍で観ました。情報サービス演習の動画は情報資源組織演習とは違い、1周しか観ていません😅
情報資源組織演習と同じく、スライドのスクリーンショット撮影をしましたが、情報サービス演習ではテキストにない情報だけを撮影していきました。
スライドはテキストに記載されたツールの羅列がほとんどなので、そういった情報はテキストでこと足りると判断したからです。
ですので、情報資源組織演習とは違い、情報サービス演習の学習では流し見がメインでした。
ちなみに、テキストにない情報は、先生が「これはテキストにないのですが…」と教えてくれます😊
やってません
だからあっさりすぎるって!
情報資源組織演習で「正解・不正解がはっきりしているので、クイズみたいで結構楽しかった」と書きましたが、情報サービス演習は逆です。
演習の正解・不正解がはっきりしておらず、あまりやりがいがありません。
問題はテキストにたくさん載っているのですが、解答例がありません。
問題だけ羅列して解答例がないなんて、ちょっと不親切…
問題だけならウサギでも書けるよね
試験に受かることだけ考えれば演習の時間は不要と判断し、スキップしました。
(あくまでも僕がそうしただけです💧オススメというわけではありません💦)
僕は、情報資源組織演習・情報サービス演習のメディア授業で学んだ知識が活用できる場を次のように考えました。(活用できる順に◎○△×)
司書で | 試験で | 実生活(司書以外)で | |
情報資源組織演習 | ◎ | ○(授業で得た知識で高得点) | ×(生きていく上でほぼ使わない) |
情報サービス演習 | ◎ | △(教科書・参考書で対応可) | ◎(情報検索は仕事等でも使える) |
どちらの知識も司書として活用できるのは当然ですよね(◎)。
次に、試験合格のみ考えた場合には、情報資源組織演習は本だけでは学習しづらく、メディア授業で学んだ知識がとても役立ちます(○)。
一方、情報サービス演習は、正直教科書と参考書があれば試験は何とかなるので、メディア授業の必要性は情報資源組織演習よりやや下がります(△)。
でも、実生活(仕事が司書の人以外)では、情報サービス演習のメディア授業で得る知識の方がいろいろ調べものをする際に断然役立ちます(◎)。
実際僕も、情報サービス演習で学んだ情報検索の方法が仕事で活用できました😊
情報資源組織演習で得る知識は、図書館で働かない限り役立たないんじゃないかな…(×)。
せいぜい分類法の知識で図書館の本をすぐに見つけられるくらいですかね、役立つのは。それもOPAC使えばいいだけですしね…。
活用の場は分かったけど、何が言いたいの?
活用の場も踏まえて時間を割こうってこと!
メディア授業の期間中は、ほかにもレポート作成や科目終末試験対策など、多くの学習をしていると思います。
唯一先生の講義が受けられるメディア授業は、とても楽しく刺激的ですが、ボリュームが非常に大きいです。
メディア授業だけに学習時間を充て過ぎると、ほかの学習がおろそかになってしまいます。
全部を完璧にしようとするのではなく、ある程度割り切って学習を進める必要があります。
メディア授業は上に書いた「活用の場」も念頭に置きながら、自分のライフスタイルに応じて適切な時間を割いて学習することをオススメします。
ライフスタイル例