レポート書き始めたけど、すぐ手が止まってしまうよ
焦らないで、まずは参考書で基本を学ぶといいよ!
テキストを読み込み、いざレポートを書こうとしても、なかなか進まないことってありますよね?
特に学習始めのころは、“書いては消し、書いては消し”の繰り返しで、行数が増えないままどんどん時間だけが経過していくことも多いと思います。
その理由の1つとして、レポートがどんな文章なのか、基本的なことを学ばないまま書き始めてしまっていることがあるでしょう。
「カレー🍛」の作り方を知らない人が、材料だけ揃えて作っても、美味しく作れないですよね?水を多く入れすぎたり、アクをとらなかったり、じゃがいもを煮崩れさせたり…etc.
でも、基本的な作り方が書かれたレシピに沿って作れば、一定の美味しさのカレーに仕上がります。
レポートも同じで、書き始める前にまずは書き方の分かる参考書を読むことがいいレポートを作るコツです。参考書は、いわばレポートのレシピです。
では、どんな参考書を読めばいいのか。僕が実際に読んで「コレいいな😊」と思った本を紹介します。
論文の教室 レポートから卒論まで
ここがgood!
- 読みものとして楽しく書かれている
- ダメな例がたくさん載っていて注意点が学べる
- 論理的に文章を書く方法が時系列で書かれている
作文が苦手な主人公「作文ヘタ夫」くんが、センセイとのやりとりを通して成長し、学期末論文を仕上げるストーリー仕立ての1冊。
ヘタ夫くんと先生の会話やユーモアがふんだんに取り入れられ、堅苦しい文章が苦手な人でもスラスラ楽しく読むことができます。(少し脱線が多いのはご愛嬌😅)
初心者が書きがちなダメな文の例も多く掲載されていて、自分が作成する際の注意点を学べます。
レポートというよりも論文作成に重きが置かれた本ですが、説得力のある文章を書かなければならないという点は共通しているので、一通り読んでおくことをオススメします!
僕は特に「第6章 論証のテクニック」が面白かったです。仕事でも使えそうだと(^^)
論理的に文章を書くためのノウハウが詰まった名著であり、手始めの1冊としてイチオシの本です。
はじめてでも、ふたたびでも、これならできる!レポート・論文のまとめ方
ここがgood!
- 改行が多いなど構成が工夫されており、視覚から理解しやすくなっている
- 具体的な例がたくさんあって分かりやすい
- 小口にインデックスがついており、辞書のように使える
「見せ方」「書き方」が考え尽くされた本です。改行が多い等、とても見やすく読みやすい構成になっています。
シンプルなんですが、必要事項は絵や図を効果的に使い分かりやすく説明しています。
本の小口部分に「形式」「調べ方」「文章術」などのインデックスがついているので、知りたい情報にすぐ飛んで辞書のように使うことができます。
「調べ方」には「大学図書館を使いこなそう」というページもあり、「情報サービス論の勉強にも使えるな!」と感じました😊
第6章の「論理的で読みやすく仕上げる20のポイント」は、レポートだけでなくメールやSNSなど日頃から役に立つ情報も多いので、ぜひ繰り返し読んでマスターしちゃいましょう!
ゼロからわかる大学生のためのレポート・論文の書き方
ここがgood!
- 図表が多く用いられ視覚的に分かりやすい
- 日本語表記のルールや引用のルールが章立てで書かれている
2011年に出版され10年以上経っていますが、依然高い評価を得ている1冊。
こちらも図や表がいたるところに散りばめられ、視覚的に分かりやすくなるよう配慮されているなぁという印象です。
「レポート・論文」とありますが、どちらかというと論文よりです。論文の書き方が網羅されています。
司書学習に多いテキスト・参考書をまとめる形式のレポートにはあまり向いていないかもしれません。
ただ、日本語表記のルールや引用のルール、参考文献の書き方の説明には1章丸ごと使っていて、充実した内容になっています。
「第7章 知っておきたい表記や引用のルール」だけでも読む価値ありです!
マンガでやさしくわかる論文・レポートの書き方
ここがgood!
- マンガなのでとっつきやすい
- 「パラグラフ(段落)の書き方」と「わかりやすい文の作り方」が学べる
「論文やレポートなんて書いたことない」という人に向けた入門書。
大学生の主人公が成長していくマンガの部分と、具体例を多用した文章による解説部分で構成され、論文の基本及び論理的な文章の書き方が学べます。
マンガと解説がバランスよく配置されていて、サクサク一気に読み進めることができました。
個人的には「第3章 パラグラフ(段落)の書き方」と「第4章 わかりやすい文の作り方」がとても面白かったです。
“論文に「私は…と考える」はダメ”との指摘があり(P.166)、ちょっとビックリ。レポートで結構使ってたかも😅
気になった方は一読してみてください。
……たださ、大きな声では言えないんだけど、この本の公式紹介文がちょっと文としてどうかなと思う…。
大学のゼミを舞台としたマンガのストーリーで手軽に楽しく読め、解説では丁寧に簡潔に「論文とは何か」「論理的な考え方とは何か」「論理的な文章の書き方とは何か」を解説します。
日本能率協会マネジメントセンターHP
「解説では…解説します」って…???文章の書き方を伝える本なのに稚拙な印象…。
伝わる文章術 見るだけノート
ここがgood!
- 各テクニックがイラスト満載の見開きで説明されていて理解しやすい
- 具体例が豊富ですぐに使える
レポート・論文だけでなく、文章全般をうまく書くコツがわかる本です。
イラストが「これでもか!」というくらい使用されていて、タイトルにあるとおり「見るだけ」で内容が簡単に頭に入ってくるオススメの1冊。
掲載されているテクニックも、「そうそう、それが知りたかったんだよね」とかゆいところに手が届くものばかり!
「こそあどことばを多用しない」ことや「主語に続く『は』と『が』の使い分け」など、その日からすぐに使える具体的なテクニックが満載です。
図書館概論のレポートで、「調査とインタビューはうまくできたけど、どうやったら文章にして伝えられるだろう?」と悩んでいる方は、一度この本に目を通してみてはいかがでしょうか。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
ここがgood!
- ベストセラー100冊のポイントが1冊にまとめられ効率よくノウハウが得られる
もうタイトルだけで読んでみたくなりませんか?😄
こちらも文章術全般の本です。というよりも、100冊の文章術の本からテクニックをいいトコ取りした本です。
100冊の名著のいい所を抜き出してるだけあって、納得させられる記述が多いです。
「1文の長さの目安」をいろいろな本の記述を参考にして示したり、「ひらがなと漢字の割合の目安」を示したりとか。気になりますよね~?
全体的に使える技術が多く、オススメの本です。
ただ、読んでて「なにこの文??」と、少し気になる表現があります(僕が読んだ版は、2021年3月19日 第1版第6刷)。
その表現は、以前仕事で使用してしまった際に、上司に「基本がなってない👹!」と注意されたルール違反です😅
今では、ブログとかSNSでわざと文を崩して書くこともありますが、上司から基本だと学んだそのルールは守るようにしています。
文章術の本で、基本ルールが守られていない文が出てくると不安になりますね💧「この著者ホントに100冊読んだのかな?」と。
Amazonのレビューを見ると、僕が気になった部分と同じところを厳しく指摘している方のレビューが最上位でした。やっぱり…😅
レビュー最上位の方は、僕が気づかなかった所もいろいろ指摘していました。
コレ、著者だいぶ苦しいな…。
気になる方は、ぜひクイズ感覚(?)でこの本を読んでみてください。答え合わせはAmazonのレビューで(笑)
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以上、僕のオススメする「レポートの書き方が学べる本6選」でした。
参考書を読んだからといってすぐにレポートがうまく書けるようにはなるわけではないですが、プロのノウハウを学ぶことで着実にスキルアップしていきます。
作成に行き詰まった際のバイブルとして、手元に置いておくとよいでしょう!
で、参考書を読んだトッスのレポートは完璧なんだね?
そこは触れないで…
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