赤ちゃん絵本とは、まだストーリーについていけない、ごく幼い子どものための絵本です。
この時期の子どもはまだお話を理解することはできないが、リズムには敏感であり、擬音語や擬態語と普段目にするものを結びつけ、言葉を覚えていきます。
そのため赤ちゃん絵本には、食べ物や動物、乗り物など、身のまわりの事物をテーマにしたものが多くみられます。
また、自立に向けた基本的な生活習慣を身に付けさせることを目的として、しつけをテーマにしたものもよく見られます。
赤ちゃん絵本の具体例としては、『てんてんてん』(わかやましずこ作、福音館書店)が挙げられます。
この本の対象年齢は0歳からで、厚めの紙で角は丸く仕上げられ、赤ちゃん自身が触れることを想定した気配りがなされています。
この絵本にはストーリーはなく、前のページで虫の特徴的な部分を絵と擬音語または擬態語の文で表現し、次のページでその特徴を持つ虫の全容と名前を明らかにするという流れが繰り返される構成となっています。
文は「ぐるぐるぐる」「ぽっぽっぽっ」などリズミカルで心地よく、絵もシンプルで親しみやすいものとなっています。
また、鮮やかで活き活きとした色がふんだんに使われ、印象を強める工夫がなされています。
対象となる子どもは、この本を大人と一緒に楽しみながら描かれている虫について認識するとともに、呼び名や特徴を表す言葉を学習することができます。
また、このような絵本を通して、字の読めない乳児の頃から読書の土壌となる想像力や感受性を養うことができます。
絵本で見たものを実際に目にした際に、想像力を発揮して同じものであるということを認知できるようになります。
さらに、読み聞かせを行う大人に対する信頼感の醸成と絆の構築が図られ、自己肯定感の涵養が期待できます。
まとめ
赤ちゃん絵本って、身近に赤ちゃんがいないと“おすすめしてと言われてもなかなか思いつかないですよね。自分が赤ちゃんだった頃の記憶もないですし😅
僕は今回図書館で何冊か比べて、最も特徴がはっきりしてていた絵本を具体例に挙げてみました。
みなさんにも、図書館や書店で実際にいくつか手にとって比べてみることをオススメします。
いや~「てんてんてん」面白すぎて、夜通し読んじゃったよ!
…。コメントが「てんてんてん」になるわ…
コメント