科目終末試験の申込み日が来た!何を受けるか、迷っちゃうな~
年間10回の受験機会がある科目終末試験。1回当たり最大4科目まで受験できます。
初めて受験する方は、どの科目を受けるか、または何科目受けるか、お悩みではないでしょうか。
一人ひとりレポートの提出状況や修了期間の目標が違うので、一概にどの順番が、または何科目がオススメということは言えませんが、選び方のヒントを僕の経験を踏まえて紹介します。
まだ提出したレポートが少ない(受験できる科目が少ない)方にとっても参考になると思います!
情報資源組織論は面接授業「情報資源組織演習」の後がいい!
とりあえず一番最初にレポートを出した情報資源組織論から受験しようかな
ちょっと待った!
多くの方が面接授業(メディア・スクーリング)の情報資源組織演習を受けるために、情報資源組織論のレポートは早目に提出していると思います。
なので、“とりあえず情報資源組織論を受けよう“と考えている方が多いかもしれません。
でも、テキストを見てみてください。情報資源組織論のテキストって分厚いです!そして、専門用語ばかりです!
利用者にとって身近な図書館サービスに関する学問ではなく、図書館内部で行われる情報資源組織化についての学問のため、とっつきづらく試験も難しいです。
最初の試験で受験するのは、少し難易度が高いと感じます。
では、情報資源組織論の試験はいつ受けたらいいのか。オススメのタイミングは、面接授業の後です。
面接授業では、実際に目録作業や分類作業などの演習をしながら、情報資源組織に必要な専門用語について学ぶことができます。
僕もレポートは情報資源組織論を一番最初に書いたのですが、試験は後に回してメディア授業の後に受けました。試験対策がサクサク進みましたよ😊
「サービス」系は比較的早い段階の受験でもOK
情報資源組織論とは違い、「サービス」系の科目は普段図書館で働いていない者にとっても身近なので学習しやすいです。
(ただし、後述する児童サービス論は具体例の準備が必要のため、試験対策に時間がかかります。)
僕は、最初の試験で情報サービス論を、2回目の試験で図書館サービス概論を受験し、無事1回で合格しました。
メディア授業受講のため、情報サービス論のレポートは早い段階で出している方が多いと思います。
情報サービス論の試験は、過去問を見たらわかるように「テキスト記載事項のまとめ+自身の考え方」という構成の問題がほとんどです。
初めての試験として情報サービス論を選ぶのは、パターン化されていて対策しやすい点も含め、ベストチョイスだと思います。
割ととっつきやすい情報サービス論から受けることで、試験勉強に慣れそうだね!
「概論」と「特論」はセットで受けよう
近大通信司書コースの科目中、以下の科目は「概論」と「特論」があります。
- 図書館情報資源概論と図書館情報資源特論
- 図書館サービス概論と図書館サービス特論
どちらも特論は選択科目であり、選択科目で図書館実習を選ばない場合は少なくともどちらか1セットは履修することになります。(図書・図書館史を選ばない場合は両方)
特論は概論の内容をより深く学ぶものであり、内容的に重なる部分が多いため、これらを同時に受験することで効率的に学習できます。
また、以下のような教科書的な参考図書も、概論・特論双方の学習で活用できます。
(ちなみに、図書館情報資源も図書館サービスも、ベーシック司書講座シリーズに概論はありますが、特論はありません。)
このような参考図書は、試験の際も手元に置いておくと安心です。概論と特論をセットで受験するなら、図書館からの借用が1回で済みますよ!
児童サービス論は児童書の具体例を準備して受験
児童サービス論の試験は、テキストや参考書を読み込んでまとめるだけでは解答が難しいです。
赤ちゃん絵本、読み聞かせに向く本、学年別の児童文学など児童書の具体例を準備しておく必要があります。
日頃から児童書に慣れ親しんでいてすぐに具体例を挙げられる方はいつ受験してもOKですが、そうでない方はしっかり準備した後に受験しましょう。
具体例は、図書館や書店などで探してみてくださいね!
今は絵本のサブスクもあるみたいですよ↓
試験対策で赤ちゃんしかけ絵本を買って、使用後はお子さんのいる方にプレゼントするのもいいかもしれないですね☺
図書館概論は他の科目より後でいい!
図書館概論は、図書館に関する事項を全般的に学ぶ科目であり、いわば、図書館学の入門的な科目です。
入門であるため、始めに図書館概論で図書館学全般を浅く広く学習した後、各科目で深掘りするというのが本来予定されている理想的な学習の進め方かもしれません。
でも、現実はそんな悠長なこと言ってられませんよね😅
時間は有限なので、とにかく手を付けられるところからスタートして、様々な科目を並行して勉強していかなければなりません。
そこで発想の転換です💡理想的な学習の進め方とは逆に、各科目を先に勉強して図書館概論の学習を後に回しましょう!
過去問を見ていただくと分かるように、図書館概論の試験は他の科目からの寄せ集めのような問題ばかりです。
先に他の科目の学習を進めていれば、図書館概論の試験はそれ程苦労しないで済むでしょう!
ただし、図書館概論の試験では時事問題が出題されることもあるので、図書館の最新情報に日頃から注目しておきましょう。
何科目受ける?←迷ったらとりあえずフルで申し込もう。当日スキップ可!
そう、みだしに書いたとおり、実は申し込んだ科目を当日受験しないことも可能なんです!
でも、そんなことしたら不合格と同じで翌月も受けられないんじゃないの?
大丈夫。未受験なので翌月改めて挑戦できるよ!
Web試験では、試験直前の「事前準備時間」に最終の受験申請をする必要があります。その際に申請をしなければ未受験となり、翌月受験が可能となります。
どの科目を受験するのか又は何科目受けるのか決めかねている場合は、後々スキップすることも視野に入れつつ、とりあえず候補の科目をすべて申し込んでおきましょう!
終末試験のチャンスは年に10回しかないから、有意義に使わなきゃね!
受験計画を立てるときは午前・午後の割り振りにも注意してね!
科目終末試験問題集p.8にあるよ!
コメント